「けれんみのない」

先日、時間があったので大相撲春場所をテレビでリアルタイム観戦しました。

勢いのある力士が出てきましたね、藤ノ川。
まさに「けれんみのない」という言葉がぴったりです。

この小兵の力士は、横綱や大型力士に対しても真っ向勝負。
変にかわしたり、ごまかしたりせず、正面からぶつかっていく姿が印象的でした。

解説でも、
「誰と取るかではなく、この力士の相撲を見たいというお客さんが増えているのではないか」
という話がありましたが、まさに同感です。

さて、「けれんみ」とは何か。
観客を楽しませたり驚かせたりするための、ごまかしやハッタリ、奇抜な演出や技巧のことを指します。
語源は歌舞伎の「外連(けれん)」で、早替わりや宙乗りなどが代表例です。

つまり「けれんみのない」とは、飾らず、正直で、本質的であること。

これは、私自身の仕事にも通じると感じました。

福岡で小型船舶操縦免許の講習を行っていますが、
最も大切にすべき本質は、やはり「安全」です。

海を楽しむことには大きな魅力と感動があります。
しかし、その土台にあるのは徹底した安全意識です。

奇をてらった内容ではなく、
基本に忠実に、真っ向勝負で、熱意をもって伝えていく。

「けれんみのない仕事」を、これからも大切にしていきたいと思います。