水上オートバイの事故例

―ブレーキがない乗り物です―
福岡市でボート免許講習を行っている
菅原海事事務所です。
講習のときによく聞かれる質問があります。
「菅原さん、水上バイクの免許は取れますか?」
「はい、取れますよ。」
マリンジェット、水上バイクなど
いろいろな呼び方がありますが、
これはメーカーの商品名です。
講習では正式名称である
**「水上オートバイ」**と呼びます。
(意味は同じです)
水上オートバイは別の免許
平成15年から
水上オートバイは独立した免許になりました。
小型船舶操縦士の
1級・2級を持っていても乗れません。
この免許を
**「特殊小型船舶操縦士」**といいます。
なぜ独立した免許になったのでしょうか。
理由は
事故が多いからです。
よくある事故の原因
水上オートバイの事故で多いのは
自転車と同じ感覚で運転してしまうことです。
例えば自転車の場合。
前に人や障害物があれば
- ブレーキをかける
- スピードを落とす
- 手前でハンドルを切る
これで避けることができます。
しかし
水上オートバイにはブレーキがありません。
止まるときは
水(海水)の抵抗で減速するだけです。
そのため、慌てて
「スロットルを戻してしまう」
人が多いのです。
実はハンドルだけでは曲がれない
もう一つ重要なポイントがあります。
水上オートバイには
舵(かじ)がありません。
ハンドルを切ると
ジェットノズルの向きは変わりますが、
スロットルを戻した状態では
方向転換できません。
つまり
曲がるためには
スロットルを吹かす必要があるのです。
これを知らないと
「避けようとして
逆に衝突してしまう」
という事故が起きます。
この操作を
講習では
「危険回避操作」
としてしっかり学びます。
操縦者は「船長」
水上オートバイも
法律上は船舶です。
つまり操縦している人は
船長ということになります。
責任は決して軽くありません。
しっかりと知識と技術を身につけて
安全に楽しむことが大切です。
安全に乗れば
水上オートバイは本当に楽しい乗り物です。
ルールと操縦をしっかり学び
楽しいマリンライフを過ごしましょう。


