国際信号旗の話

海では、視覚信号として「旗」を使います。
これを 国際信号旗 といい、アルファベットや数字、それぞれに意味が割り当てられています。
たとえば、よく見かけるのが U旗 と W旗。
- U旗(You)
- W旗(Whiskey)
2つを組み合わせると「ご安航を祈る」という意味になります。
港を出ていく船へ、静かにエールを送る合図です。
先日、博多湾の能古島へ向かうフェリーが
U旗とY旗を掲げていました。
- Y旗(Yankee)
調べてみると、その意味は
「われ演習せり(I am carrying out exercises)」。
なるほど、新しい船長さんが
航路を走り、着岸・離岸の練習をしていたのでしょう。
海の世界は正直です。
無線もありますが、最後に頼るのは目で見える合図。
旗一枚に、状況と意思が込められています。
もう一つ。
U旗を単独で掲げ、振り回す。
これは通常の意味とは異なり、
「危険を知らせる」緊急的な合図として用いられることがあります。
状況によっては津波などの危険を知らせるケースもあるのです。
旗は小さい。
しかし、その意味は大きい。
菅原海事事務所では、
今日も海のウンチク話が尽きません。


