さかあがりができた日

鉄棒で初めて「さかあがり」ができた日を、覚えていますか?
先日、近くの公園を散歩していると、高齢の男性と小さな女の子――おそらくお孫さんでしょう――が鉄棒の前にいました。
「おじいちゃん、見て!」と女の子は何度も挑戦しますが、なかなかできません。
すると、おじいちゃんがそっと背中を押してあげました。
何度も何度も挑戦するうちに、ある瞬間、女の子はついに一人でできたのです。
「やった〜!」と、二人でハイタッチ。
その笑顔がなんとも微笑ましい光景でした。
みなさんも覚えていますか。
初めて「さかあがり」ができた日。
理屈じゃなく、体が何かをつかんだ瞬間――そんな感覚でしたよね。
そしてもうひとつ、補助輪なしで自転車に乗れた日。
私は兄に荷台を押さえてもらって走りました。
「放しちゃダメだよ」と言う私に、兄は「もう放してるよ」と答える。
その瞬間に転倒……でも、あのときのドキドキは今も覚えています。
実は、小型船舶の操縦にも、似たような瞬間があります。
福岡市の博多湾で実技講習をしていると、初めて操船する方の多くが「怖い」と感じるのが、船が“ハンプ”に入る瞬間です。
船にはブレーキがありません。
走り出すと、水の抵抗でしか止まれません。
航走を始めると船首が浮き上がり、これを「半滑走状態(ハンプ)」といいます。
視界は悪く、音はうるさく、燃費も悪い。
この状態を抜け出すには、思い切ってエンジンの回転数を上げること――つまり“前に進む勇気”が必要です。
そうすれば、やがて滑走状態に入り、海の上を気持ちよく走り抜ける「快走」に変わります。
初めての操船も、最初の「さかあがり」と同じ。
少しの勇気が、大きな自信につながります。
ボート免許講習では、実技指導も丁寧に行っています。
福岡で安心してボート免許を取得したい方は、ぜひお気軽にお申し込みください。


