おいしい肉じゃがを作ります

20年前、福岡市で小型船舶操縦士の講師を始めた頃のことです。
まずは講習機関や先輩講師の講習を見学し、進め方や要領を学びました。
ガイドラインも何度も読み返し、自分なりに研究を重ねました。

実際に講習が始まると、受講生のみなさんは緊張もあって、とても真面目に受講されます。
2級の講習は12時間(2日間)。
ところが、初日の午後あたりから、どうしても居眠りしてしまう方が出てきます。

「これはいけない」と思い、ある工夫をしました。
それは、講習のストーリーを最初に伝えることです。

この講習は何を目的としていて、最終的にどこを目指すのか。
到達点を先に示すようにしました。
すると、受講生の関心度が明らかに変わったのです。

たとえば料理教室で、
「ジャガイモの皮をむいて、一口大に切って…」と作業から入るより、
「今日は、おいしい肉じゃがを作ります」と最初に言われた方がどうでしょう。

食べやすい大きさに切ろうとか、
味が染み込みやすい切り方にしようとか、
自然と自主的な工夫が生まれます。

講習でも同じで、受講生のモチベーションの違いが、こちらにもはっきり伝わってきました。

そんな感じで12時間を共に過ごすと、講師と受講生の距離も自然と近くなります。
「5年後、更新のときにまた会いましょうね」と言って、
本当に訪ねてきてくださる方がいるのは、講師として何よりうれしいことです。

ぜひみなさんも、菅原海事事務所をご用命ください。