アンカー打ちの達人

湾内で釣りをしたり、エンジンが故障した場合など、
船をその場にとどめておく必要があります。
そのとき使うのがアンカー(錨)です。
これを打つことを「アンカリング(錨泊)」といいます。
「アンカーを打て!」は英語で「Let go!(レッコ)」。

かつて、私は江の島でヨットレース運営の担当をしていました。
若手の仕事はアンカリング。
水深30メートルならロープはその3倍の100メートルが基本です。
南風が吹く午後はうねりも強く、10キロのアンカーを手作業で上げ下げ。
一度で決まらなければ何度もやり直し。
まさに体力勝負、真剣勝負でした。

漁師さんの船を借りたとき、
その方の上げたロープが足元で美しくコイルされていたのを見て、
「これがプロだ」と唸ったものです。

さて、現在の博多湾。
水深は6メートルほど、ロープは20メートルもあれば十分。
海底も砂や泥で、江の島仕込みのアンカー技が光ります。

ボート免許講習では、この「錨泊」も大切なテーマのひとつ。
もう少し詳しくお話しします。
お気軽にお問合せください。