〇に近い△を生きる

福岡市で小型船舶操縦士免許講習の講師をしています。
私が担当しているのは、国家試験免除タイプの講習です。
文字どおり国家試験はありませんが、その代わり
「講師である私・菅原の話を、12時間(2級)きちんと聞いて理解していましたか?」
という確認を行います。
そのため、講習の最後に行うのは試験ではなく、理解度チェック。
正式には「審査」と呼ばれています。
この審査には、必ず「答え」があります。
しかしそれは、受講生を落とす(失格させる)ためのものではありません。
安全を理解してもらうことを目的とした、いわば“確認作業”です。
作り手の意図は、そこにあります。
大学受験や高校受験も同じです。
問題には必ず答えがあります。
それは、人間が問題を作っているからです。
ところが、ふと考えました。
人生の問題には、必ずしも「答え」があるわけではない。
しかも一つとは限らない。
白か黒かではなく、
相対的な中で、より良い「もの」を選択していく。
それが人生なのかもしれません。
鎌田實さんの著書
『〇に近い△を生きる』 にも、そんなことが書かれていて、深く納得しました。
私たちの日常は、選択の連続です。
正解がない中で、より安全で、より納得できる道を選んでいく。
もし、みなさまとご縁がありましたら、
そんなことも、講習の合間に一緒に考えてみたいと思います。


